損失確定 2007 11 24

 損失を確定させようと考えた時に、どのくらいの見積もりをすべきか。
それは、日本のバブル崩壊の時を参考にすべきです。
 以下の新聞記事からすれば、
資産価値が4分の1になると考えるのが、妥当な見積もりでしょう。
 「そんな、あり得ない」と思うでしょう。
しかし、あの時代も、日本の金融機関は、
「資産価値は、いつか回復する」と、
いつまでも甘い期待を続けて、
結局、資産価値が4分の1になるまで、
ズルズルと無駄な時間が過ぎていったのです。
 私の経験則からも、
投資家が、強い不信感を持った場合、
価値が4分の1になるまで暴落するということが言えます。

「資産デフレの中で、融資の担保になっていた土地は、
1平方メートル約200万円から55万円に急落。」

2004年8月19日の日本経済新聞には、このような記事があります。
「新宿の西富久の土地には、旧日本債券信用銀行など複数の銀行が、
総額数百億円の融資をつぎ込んでいた。
 ところが、旧大蔵省が、不動産向け融資を抑制させる『総量規制』を導入。
資産デフレの中で、融資の担保になっていた土地は、
1平方メートル約200万円から55万円に急落。
 担保割れで、融資は不良債権化し、
地上げ途中の土地は、そのまま塩漬けになった。
 土地神話を背景に膨らんだ不動産担保融資は、
地価下落で、巨額の不良債権に姿を変えた。
 銀行は、公的資金注入を受け、
金融再編を繰り返しながら、その処理に10年の歳月を要した。」














































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